2021年4月14日(火)更新
要約筆記(ようやくひっき)とは、話の内容を聞き、要約して文字にして、聞こえない・聞こえにくい人に話の内容を伝える情報保障の1つです。聞こえない・聞こえにくい人が音声のみで情報を得ることには限界があります。その場で文字化することで、情報は目に見えるものとなり、コミュニケーションが取りやすくなります。つまり、必要な情報をその場で得て、その場に参加することができるようになるのです。特に中途失聴者や難聴者は、医療、教育、その他、社会生活のさまざまな場面で要約筆記による支援を必要としています。
兵庫県難聴者福祉協会では、県下のイベント・行事の主催者の皆様からのご依頼に応じて要約筆記者の派遣を行っています (担当:派遣事業部 要約筆記部門)。
【派遣先の例】
・県、市町が実施する会議、大会等(各種式典、記念行事、講演会など)
・企業、公共団体等主催の会議、大会等(同上)
・企業内研修、大学等教育機関での講義、講座など
イベントや行事の内容、要約筆記を利用される方の人数により、その場に適した方法をご提案します。
大きくわけて2つの方法があります。
①全体投影
不特定多数の方が参加する式典、講演会などのイベント、会議等に適した方法です。
要約筆記文をスクリーンに投影し、その場の参加者全員が共有できるようにします。
派遣形態として手書きとパソコンがあり、要約筆記者3~4名でチームを組んで担当します。
②ノートテイク
要約筆記利用者が1~2名の場合に適した方法です。
利用者の近くで要約筆記を行います。
派遣形態には手書きとパソコンがあり、要約筆記者2~3名でチームを組んで担当します。
※下記、要約筆記の機材や設営についての説明動画もご参照ください。
派遣される要約筆記者は、厚生労働省のカリキュラムに基づき、支援に必要な技術と倫理、対人援助技術を学び、全国統一要約筆記者認定試験に合格した有資格者です。活動中に知り得た内容については守秘義務が課せられています。安心してご依頼ください。
1.ご希望の日時、イベントの内容などを、下記の「お問い合わせフォーム」でお知らせください。派遣人数、要約筆記の方法、必要機材・備品、費用等をご提案します。
2.依頼が決定しましたら「要約筆記者派遣申請書」をお送りください。要約筆記者を手配します。
3.手配ができ次第、派遣承諾書(決定通知)を発行、担当者名、必要機材、備品などをお知らせします。準備に必要な資料、情報の提供をお願いすることがあります。ご協力ください。
4.当日、要約筆記者は30分~1時間前に集合、機材等の準備の後、要約筆記を行います。
5.活動後に請求書をお送りします。指定の口座宛にお支払いください。
【日常生活で要約筆記が必要な方へ】
・個人での要約筆記利用には、お住まいの市町の福祉制度(公費派遣)が利用できる場合があります。まずは市町の障害福祉担当部署にご相談ください。
(兵庫県立聴覚障害者情報センターホームページより)
https://hyogocenter.jp/category/center/yoyakuhaken/hakenmadoguchi
【ご連絡先】
兵庫県難聴者福祉協会 派遣事業部 要約筆記部門
Eメール kennanhaken★yahoo.co.jp (★を@に変えてください)
FAX:078-805-4192(兵庫県立聴覚障害者情報センター気付)
特定非営利活動法人 兵庫県難聴者福祉協会
〒657-0832
神戸市灘区岸地通1−1−1 灘区民ホール2階
兵庫県立聴覚障害者情報センター団体交流室内
FAX : 078-805-4192(情報センター気付)
E-mail: infohoh@hyogohoh.or.jp
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